2019.10.03 UPDATE コーポラティブハウスって何?その2-家づくりメモ帳-
前回の続きです。
コーポラティブハウスって何?その1
https://www.cienowa.com/guide/1714/
いざ書き始めようとしたら、色々なことが頭の中を回ってきて上手く書けませんでした。コーポラティブハウスを分かりやすく書くと思うと、いつも言葉が詰まってしまいます。
「設計住宅の一戸建てを建てるときの流れ」
土地を買って、設計士に設計を依頼、それから複数の工務店に相見積をして、決まった工務店に家を建ててもらう。
簡単に書きましたが、おおむね上記のような感じで、家を建てていきます。この建て方を共同住宅でも実現しているのが、コーポラティブハウスなんです。
「コーポラティブハウスで建設するときの流れ」
(この土地に住みたい人が集まって建設組合を作る)(組合で)土地を買って、(組合で)設計士に設計を依頼、それから(組合が)複数の工務店に相見積もりをして、決まった工務店に建ててもらう。(入居後、建設組合は管理組合に変わる)
基本的なことは設計住宅で家を建てることと同じなんです。なぜ、コーポラティブハウスが求められたのか?
それは、同じく共同住宅の一つである分譲マンションを考えれば見えてきます。
分譲マンションは、デベロッパーが土地を購入して、デベロッパーが工務店に依頼してマンションを建設。そして、1部屋ごと販売していくものです。住みたい人が作る家では無く、売りやすい家。ここに微妙な違いがあるんです。そして画一的な間取りや仕様。
要するに、分譲マンションは、一戸建ての建売住宅の、共同住宅バージョンなんです。共同住宅でも、自分の住みたい間取りや内装の家に住みたい、その願いからコーポラティブハウスは始まりました。
コーポラティブハウスの要素は、「建設組合」と「共同住宅」の2つと言えるでしょう。
定義を説明するだけで、こんなに分かりづらくて長い文字。なので、コーポラティブハウスって、なかなか普及しないのかもしれません。
次は、コーポラティブハウスのメリット・デメリットを書いていきます。