住宅設備について-家づくりメモ帳-

2019.04.19 UPDATE 住宅設備について-家づくりメモ帳-

住宅設備とは、キッチン・お風呂・トイレ・洗面台などのことを言います。これらはメーカーごとに、ショールームが各地にあります。

主な住宅設備のメーカーは、
TOTO
リクシル
パナソニックリビング
クリナップ
タカラスタンダード
トクラス(旧ヤマハリビングテック)
トーヨーキッチン

メーカーそれぞれに特徴があります。


家を作るとき「家は家電よりも長持ちする」と思って、皆さん検討されますよね。でも、住宅設備は、基本的に家電です。古くなります、思ったより早く壊れる日が来ます。特に近年、トイレも給湯器も電子部品を使っているから、必ず寿命が来ます。

住設ショールームに行くと、向こうも商売ですから、高い商品ほど輝いて見えます。でも高い商品も安い商品も、消耗品です、壊れます。最低ランクのものを選ぶ必要は無いけれど、断熱や内装を削ってまで、高級な住宅設備を選ばないように気を付けてくださいね。


まずは、キッチンの例。

住宅設備について-家づくりメモ帳-1
いきなり我が家なのですが、こちらは造作タイプのキッチンです。お金が無かったので、天板を作って、コンロとシンクを埋め込んだだけのシンプルなもの。天板の下は、ホームセンターで買ったワゴン、無印の収納が入ってます。
通常、造作タイプのキッチンは、家具のように作りこむのが一般的でお値段も上がってしまうのですが、システムキッチンより安く作ろうと思えば作ることが可能です。
住宅設備について-家づくりメモ帳-2
こちらはシステムキッチンを入れました。壁にタイルを張るだけで、キッチンも楽しくなります。タイルを際立たせるために、シンプルなキッチンを選んだお施主さん、大正解でした。
住宅設備について-家づくりメモ帳-3
こちらは変則的な配置の造作キッチン。造作キッチンだと使い勝手に合わせて、好きな形にすることが可能です。換気扇の下のフライパンをかけるバーは、なかなか便利ですよ。


次はお風呂の話。

設計住宅だと、造作のお風呂(職人さん手作りのお風呂)を勧める設計士さんもいらっしゃるのですが、弊社では基本的にユニットバスをお勧めしています。ユニットバスは基本的に水漏れの心配が無いため、床下の湿気もそこまで気にする必要がありません。また、お風呂は水を使うので傷みが激しいため、リフォームを定期的に繰り返す必要がある場所です。そこにお金をかけて造作で作るよりは、ユニットバスにして安価で仕上げる方が理にかなってます。なので、高すぎる高級ユニットバスを導入しない方がいいんです。


次にトイレの話。
ご存じ、TOTOとLIXILが大手。最近はタンクレストイレが流行りですが、弊社のお客さんは、なぜかタンクありトイレを選ばれることが多いです。トイレも今や家電。10年ほどしたら故障してしまうことが多いです。ちなみに、うちのトイレは、9年でシャワートイレ部分が壊れたので、取り換えました。


次に洗面化粧台の話。
住設ショールームにも洗面化粧台はあるのですが、洗面化粧台は可能なら造作がおススメです。タイルで遊んだり、洗面台や水栓を好きなのを選んだりして、お好みの洗面台を作りませんか?面積も少ないので、少々凝っても、あまり金額も上がりません。
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水色のタイルの造作洗面台。洗面器は、大型の「病院用流し」を選ばれました。照明もカワイイですよね。
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名古屋モザイクのモザイクタイルを張りました。自分の寝室から入るプライベートな洗面台です。繊細なモザイク模様が綺麗です。
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リノベーションしたときに、洗面化粧室から洗面器を出して、台所のバックカウンタ横に洗面器を設置。写真だと少し分かりづらいですが、白いヘキサゴンタイルが張られています。
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我が家の洗面台。天板にシンクを置いただけのシンプルなもの。でもシンプルイズベストで、とても使いやすいですよ。壁に塗った緑のペンキもアクセントになりました。
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壁出し水栓を使った洗面台。モザイクタイルの一番右にある黄色は、夫さんのこだわり。この洗面台は2階にあって、横にお風呂があります。メイントイレは1階なので、洗面台横にもサブのトイレが欲しいということで、設置しました。


洗面台の設計、とても楽しいので、ぜひ造作でしてみてください。

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