ブログ ちえのわ日記 和気の洋館の紹介 2019.07.02 UPDATE 和気の洋館の紹介 和気町の洋館を売買物件としてお預かりしました 和気町の旧市街地に、周りの家の雰囲気とは明らかに違う洋館が建っています。この建物は1916年(大正5年)に歯科医院として建てられたもので1998年(平成10年)まで診療されていました。設計は、岡山市立図書館にある旧旭東幼稚園の八角園舎(重要文化財)や真庭市にある旧遷喬小学校(重要文化財)を手掛けた江川三郎八が関わっている可能性が高いとのこと。 2階建ての主屋の玄関を入った右手の螺旋階段を上ると、診察室と使われていた天井の高い大広間があります。 対して、1階は純和風の作り。凝った装飾の欄間や、美しい装飾の格子のある客間があります。1階と2階での「和と洋」の対比がとても印象的です。 主屋は築100年を超えていますが、建具はスムーズに動きますし、外壁も定期的に塗っているので、比較的劣化は少ないです。 2階建ての主屋と平屋の増築部分と茶室がコの字に配置されています。主屋の横には増築された平屋の建物。ここは、台所(昭和56年増築)やトイレ・お風呂(平成4年リフォーム)があります。元々、ここは土間だったそうで、床下に井戸があって蛇口から井戸水が出るようにポンプが取り付けられています。 築100年を超える主屋の2階は、歯科医院を閉業して荷物が片付けられてそのまま残っています。主な生活場所は、1階の主屋と平屋の増築部分。給湯器を取り付ける等すれば、住むことは可能です。また事業用として利用するのもオススメ。ゲストハウス、カフェ、レストラン、アトリエなどに利用できます。駐車場が3台ほどしか取れませんが、和気駅から徒歩10分という立地は魅力的です。 築100年の洋館、それも登録文化財なんて滅多に市場に出ることはありません。興味のある方はぜひ内覧をしてくださいね。 Link関連リンク 物件情報はこちらから Related article関連記事 2年ぶりの投稿 設計事例「小さな我が家」 創立記念日 パン工房スピカさんで硬筆教室ボランティア 親子連弾してきました 真冬に扇風機 画用紙の梅の木 トイザらスから卒業? 経年変化を楽しむことができる内装とは 水道管の老朽化について Categoryカテゴリー ちえのわ不動産だより ちえのわ日記 掲載情報 街と路面電車 一覧へもどる